生産ラインを稼動し始めた場合などに設計段階での想定よりも大きな発熱が起きたりする事態に直面する場合があります。
そんな時に液体を直接冷却する投げ込み式ハンディクーラー(冷却器)を使用して問題を解決できる場合があります。
例えば研磨のラインを例にとってみましょう。
研磨パッドと対象物の間にポンプで研磨液を流しながら研磨を行ないます。
このとき、研磨の摩擦熱と研磨液を流し込むポンプの発熱という2つの熱量があります。
これが設計の想定より大きいと温度管理が十分にできず製品の完成度が落ちてしまいます。
このような場合に研磨液の水槽などを投込み式ハンディクーラーで冷却し、研磨液の温度上昇を抑えることで温度管理を設計の想定内に戻すことができます。
まさに液槽に冷却コイルを投込むだけでライン全体の変更をしなくても簡単に冷却することができます。
上記の例だけでなく投げ込み式ハンディクーラーは、コンパクトタイプから大型産業用までいろいろなサイズが揃っていますので、研究室から生産ラインまでいろいろな現場でいろいろな用途に使用されています。