何事にも熱くなる情熱的な人もいればいつもクールな人もいます。
物質にもすぐ熱くなるものやなかなか変化しないものもあります。
例えば、夏の海で砂浜はやけどしそうなほど熱いのに海の水が意外と冷たいですよね。
これは、物質のもつ比熱が異なるからです。
比熱とは、1gの物質の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量で、単位はcal/g℃もしくはKJ/kg・Kで表します。
弊社製品で、ご使用いただける媒体液の比熱を比較すると下記の表のようになります。
水 | オーロラブライン (濃度 30%時) | シリコンオイル (TSF458-100 25℃時) | メチルアルコール (100% 0℃時) |
1cal/g℃ 1KJ/kg・K | 約 0.9cal/g℃ 3.78KJ/kg・K | 約 0.36cal/g℃ 1.51KJ/kg・K | 0.580cal/g℃ (KJ/kg・K |
水とシリコンオイルではシリコンオイルの方が比熱が小さいので 早く温度上昇します。また、メチルアルコールは 比熱が水より小さいので 早く冷却することができます。
媒体液の比熱を考慮して使用液を選択することもご希望の試験結果等を導き出すためのポイントといえます。
媒体液のタイプを把握して上手に付き合って下さい。
製品によっては、ご使用いただけない媒体液もございますので実際にご使用の際は、お手数でも弊社までご確認願います。