「冷却器を導入したが計算どおりに冷えない」「冷却が悪くなった」といった問題が発生することがあります。
これらは製品の故障ということもありますが下記にあげるような要因による場合は状況を改善することで計算どおりの能力、従来の能力をひきだすことができる場合があります。
◆要因と対処方法◆
- 水槽開口部からの放熱・流入熱
開口部から冷気が逃げたり外部の熱気が入り込むことで冷却が妨げられます。
フタ等を利用して水槽開口部を小さく抑えて下さい。 - 外部循環経路での放熱
循環している場合外部循環の経路で放熱したり等で冷却が妨げられます。
循環経路の保温または保温材を見直して下さい。 - 冷却コイルの凍結
特に5℃以下で使用する場合、冷却コイルの表面で水分が凍結し冷却が妨げられます。 -5℃以下では媒体液は不凍液を使用し、さらにできるだけ外部から水分が混入しないように注意して下さい。 - 周囲温度の影響による冷凍機の冷却不良 冷凍機は周囲温度が+5℃~+35℃程度の温度範囲で正常な運転ができます。 設置場所の周囲温度を改善して下さい。
- 撹拌モーター、循環ポンプの発熱 撹拌機や循環ポンプは運転時に発熱します。 弊社製品はその点を考慮した設計をしておりますがお客様で装置に組み込まれる場合等はその発熱量等も考慮する必要があります。
以上、簡単にご確認いただける点をまとめてみましたので、冷却能力が不足とお感じになられた場合一度チェックしてみて下さい。
チェックをしても改善されない場合故障等の原因も考えられますので、お手数ですが弊社までお問合せ願います。