弊社の製品(恒温液槽・冷却器・振とう培養器等)は、主にON-OFF制御とPID制御の2種類に分かれます。 その制御方法について、簡単にご説明させていただきます。
- ON-OFF制御 ON-OFF制御、その名のとおり設定した温度に対し±1.0℃~1.5℃の温度範囲でヒーターや冷凍機の出力・ 停止を行って温度制御を行います。
冷凍機だけの低温恒温水槽、 設定値を+10℃ にした場合、槽内の水温が+11℃になると冷凍機が起動して冷却を開始し-9℃になると冷凍機を停止するという動作を繰り返し、設定値の+10℃を維持するように制御をします。 - PID制御 PID 制御は 温度調節器内でP動作(比例)、 I 動作(積分)、D 動作(微分)の値にもとづきヒーターの適切な出力量を計算し調整しながら温度制御を行います。 製品の仕様にもよりますが、温度安定度が±0.1℃~±0.5℃弊社製動粘度測定用恒温槽では±0.01℃~±0.02℃の範囲で温度制御します。
設定値+10℃を維持しようとすると、ヒーター付の低温恒温水槽になり冷凍機は100%で出力したままでヒーターの出力量を調整して設定値の+10℃を維持するように制御します。
上記のように、温度制御の方法により 温度安定度等異なってきますので、製品のご選択にあたってはご確認いただきますようお願いいたします。