弊社では製品の使用温度域によって、次のように媒体液を推奨させていただいております。 ご使用温度
- -40℃以下 ・・・アルコール(メタノール・エタノール)
- -40℃~0℃ ・・・エタブライン(エタノール系ブライン)
- -20℃~+5℃以下 ・・・オーロラブライン(エチレングリコール系ブライン)
- +5℃~+100℃ ・・・水(市水)
- +100℃以上 ・・・シリコンオイル (絶縁特性を求める場合には 100℃以下でも採用する場合がございます。)
以上のようにご案内させていただいているのですが、お客様から+5℃以下で何故水を使用してはいけないのかとよくお問い合わせいただきます。
媒体液の温度を5℃以下に恒温保持する場合、冷却コイルの 表面はそれ以上に冷たくなっていますので、冷却コイルの周囲が凍結し熱交換しなくなってしまいます。
そのため+5℃以下でご使用される場合は 水は使用しないで下さいと説明させていただいております。
また、同じ媒体液を長くご使用されると結露等による濃度の変化や媒体液の粘度の変化により使 用開始時は問題なくとも経年的に冷却しない・冷却時間がかかる・温度が安定しないなどいろいろな問題がでてる場合がございます。
製品のご使用にあたってはご使用の温度範囲にあわせた媒体液をご選択いただき、ご使用中も十分に管理していただきますようお願いいたします。