一般的に温度精度といわれますが、細かくいうと温度表示精度(指示精度)と温度安定度(温度制御精度) があり、温度表示精度は温度調節器の表示値と実際の温度差による誤差表示値であり、温度安定度は安定状 態での温度の上下変動による値です。
細かくご説明しますと、『温度表示精度(指示精度)』は恒温の環境を作るために 温度調節器を使用してヒーターや冷凍機といった機器を制御していますが、温度表示値については実際の温度と誤差が生じます。
これは温度調節器の表示誤差に関するもので設定環境の温度(周辺温度)や温度調節器と温度センサーの組み合わせ、温度調節器の個体差などにもより発生します。
その誤差表示の値が例えば±0.5℃以内といった表示となります。
「厳密な温度管理」を必要とされるお客様は校正のとれた基準温度計などをご用意いただき、実際の温度をご確認していただくようお願い致します。
『温度安定度(温度制御精度 (温度制御精度)』は温度調節器でヒーターや冷凍機といった機器を制御し安定した温度環 境をつくりだした状態で温度が上下変動する値になります。
例えば+40℃で恒温を維持している状態で+39.95℃~+40.05℃の範囲で温度コントロールしている場合に温度安定度は±0.05℃となります。
これは温度調節器の性能や使用媒体液などによりその精度が異なります。
弊社では、温度安定度(温度制御精度)を有償にて取り扱っています。
お気軽にお問い合わせください。