生産現場などでよく使用されているタンク(液体の入ったバケツの様な開放容器)に対して冷却をしたいとのお問い合わせがよくあります。
冷却が必要になる原因としては
- タンク内で化学反応すると液温が上がってしまう。
- タンク内に試料や製品を入れ冷却するので、入れた後に液温が上がってしまう。
などがよくある原因です。
冷却する方法としては、大きく分けると
- タンク内に、投げ込み式ハンディクーラーの冷却コイルを投入し直接冷却する。
- タンク内に、熱交換器を設置し循環液槽で熱交換器に冷却水を循環し間接的に冷却する。
の2通りが考えられます。
《①の投げ込み式ハンディクーラーをハンディクーラーを使用する場合》
比較的安価で簡単に冷却できますが、タンク内の液体が冷却コイルの素材を侵す性質の場合や液温 が 40℃以上ではご使用いただけません。※1
《②の循環液槽を使用する場合(冷却水循環)》
液温が高温でもご使用いただけますが設置する熱交換機の容量や熱交換率など機種選定時に考慮する要因が多くなり、投込み式ハンディクーラー に比べ複雑になります。※1
※1、槽内に撹拌作用がない場合には、効率よく熱交換ができませんのでご注意ください。
実際にお問い合わせをいただいた場合は、ご使用中のタンクの容量・発熱量・液体の種類など詳しくお話をお伺いしたうえで、お客様のご希望にあうものをご提案させていただきます。